2025年
10月
17日
金
【 平野 章三 の質問 】
経済観光局は事業部局というより補助とか支援を行なうことの方がウエートが高いと思いますが、できれば少し何か大きな事業を持てる部局になった方がよいと思い、本会議で質問致しました
一つの例ですが、メリケンパーク周辺は港湾局が土地を所有し、管理しており、さらに潤沢に資金もありますので、港湾局独自で事業展開をしておりますが、全体構想を描いた上で事業を進めているとは思えないのであります
そこで経済観光局が今後のウォーターフロントの方向性を示し、港湾局と連携してメリケンパーク周辺の活性化に取り組むべきと思ったのであります
そのような意味で本会議の質問をしたところ、市長が経済観光局の積極的な役割が非常に重要であると、すごく前向きに答弁されたので驚きました
そこで本会議にて経済観光局は港湾局と連携してプロジェクトを進めていくと言われていたが、どんな考え方で取り組んでいこうとしているのか
例えば、Zipperについて、ロープウェー・ゴンドラのような話ですが港湾局が10月頃に視察に行くとのことなので、経済観光局も同行することで今後一緒になって活性化に組んでもらえたらと思いますが、どんな考え方をされてますかお伺いします
【 経済観光局長の答弁 】
本会議で御指摘をいただきましたが、局として港湾局のメリケンパークをはじめ、ウオーターフロントが大きく変わるというこのタイミングにどうやって神戸の盛り上げにつなげていくのかっていうのがミッションだと思ってます
その意味で、港湾局と一緒に連携して、経済効果につなげていくという取組にやっていきたいと思ってます
市長が言われた、そのソフト・ハード一体的な戦略を持ってやるべきだということも言われましたので、我々もこのウオーターフロント、そして都心、ここに人を呼び込むということに一番気になっているのは、それぞれすごいすばらしい場所なんですけれども、人をどのように動かしていくかは我々のソフト戦略で考えるべきことなのかなと思ってます
そのロープウェーで人がウオーターフロントへ動くっていうお話もされましたけれども、そういった部分、まさに人を動かして盛り上げていく、経済効果を高めていく、そこが我々としてしっかり戦略的に考えなければいけないところだと思っていますので、しっかり連携してやっていきたいと思います
【 平野 章三の意見 】
神戸観光局が夜のにぎわいに協力してるように一見見えるんですが、実際は、港湾局が単独でほとんど行なっています
しかし例えば、花火や音楽などのイベントについて、私は港湾局の運営内容を批判してきました
何故ならイベントは港湾局が行いますが、実際はそのまま民間企業に委託していたところ、その運営内容がスムーズに行われていなかったからです
そこで港湾局が来られ、音楽も含めたイベントを協力してほしいとの話がありました
なので、文化スポーツ局と一緒になって取り組んでほしいと申し上げました
そこには裾野の広い音楽関係者の人脈があることを話した結果、「 全面的にお任せします 」ということになりました
港湾局が文化スポーツ局と一緒になってプロジェクトを進めるなんてことは、今までなかったのですが、この度文化スポーツ局に全面的委託されました
局自体に様々なアイデアがありますので、運営には期待出来ることになりました
さらに来年度は、神戸市と連携協定されていますワーナーさんが、このプロジェクトをやりましょう〜と協力を申し入れて頂き、港湾局も新たな企画に賛同されていました
そういう意味でも経済観光局は大きな視点から港湾局と連携し、経済観光局戦略についての活性化の役割を果たして頂きたいと願ってます!
2025年
10月
10日
金
【 平野 章三の質問〜図書館返却ポストについて 】
図書館の返却ポストについて以前、舞子駅に返却ポストがあったのですが
その後、突然なくなり垂水駅に返却ポストが設置されました
しかし垂水には図書館があるのに
舞子の返却ポストをなくしたのは何故かと聞くと「 対外的に説明できるよう、データに基づいて検討を進めてますのでしばらくお時間いただきたい」
とのことでしたが、その後新垂水図書館が完成しますので返却ポストの件はどうされますか?
【 中央図書館館長の答弁 】
9月30日に新垂水図書館が開館して以降は、単独の施設として本の返却が24時間可能になることから、垂水駅前の返却ポストは供用を終了します
またデータに基づき検討した結果、舞子駅周辺は人口も多く、駅の利用客も多い上、図書館施設が周辺にないことから
=== 年内を目処に舞子公園駅周辺に返却ポストを移設 ===
させていただきたい と考えています
との答弁がありました!
【 平野 章三の質問 〜 音楽イベントについて 】
次に「 音楽のまち神戸 」として最近神戸市内で色々な音楽イベントが開催されており、各局もそれぞれが行うようになってきました
音楽イベントなどは本来、文化スポーツ局がリーダーシップを取ってほしいとずっと言ってきましたが、今はもう建設局、都市局、港湾局などそれぞれが独自で音楽イベントを行い、文化スポーツ局は各局とも全く連携出来てませんでした
ただ、例えば港湾局がメリケンパーク周辺で、音楽を取り入れた花火を行なったようだが、どうもうまく進まなかったようで、平野に相談がありました
そこで、音楽イベントに幅広い人脈ができており、さらにいつでも動ける体制のある文化スポーツ局と連携して、一緒に事業展開されるように申し上げた結果、港湾局は全面的に相談していきますとのことでしたが、その後の状況は如何でしょうか!
【 文化スポーツ局長の答弁 】
文化スポーツ局ではチャリティー音楽フェスティバル・COMING KOBEなどの支援やバンドコンテストであるBattle de eggの開催であったりとか神戸まちなかパフォーマンス事業などに取り組んでまいりました
そして、平野委員の御指摘を受けまして今年度から港湾局が実施するウォーターフロントエリアの事業におきまして、COMING KOBEとかBattle de eggそして街中パフォーマンスに出演しているアーティストを
新たに起用してもらうような形で、一体的に今取り組んでいるところでございます
具体的には8月8日にメリケンミュージックナイツから取り組みを開始して本日までで10組のアーティストが出演をしているところです
また8月に開催された神戸港ウィークエンド花火のうち、29日と30日の2日間花火の前後にまちなかパフォーマンスの登録アーティストが8組出演したところです
また10月に開催予定の港花火2025・神戸を彩る5日間においても、花火の打ち上げ前のステージで「 まちなかパフォーマンス 」の登録アーティストが15組、参加するような形になっています
実際参加した若者からは、あのようなロケーションのすごくよい場所で演奏できることと、多くのお客さんが来られて見てもらえることで、非常に嬉しかったというような声も伺っているところであります
港湾局との連携イベントについては今年度始めたところでございますがこの時の状況も注視しながら、さらに事業効果を高めるために大手レコード会社など音楽関係者の更なる参画も検討していきたいと考えております
引き続き港湾局以外、建設局など連携しながら若手アーティストの活動機会創出とともに賑わいの創出にも取り組みたいと思っております
【 平野 章三 の質問 】
港湾局は全て独自で事業展開できるのと予算も十分ありますので、他局との連携も必要がなかったのですが、ここで最近文化スポーツ局と非常に強い接点が出来たことで、イベント事業を文化スポーツ局に任せるという形になりました
そして、先日港湾局は経済観光局とも協力し合うという形になってきました
そこで文化スポーツ局はもっと建設局や都市局に働きかけ、文化スポーツ局に任せてほしいというぐらいにしないと、ほとんど他局との連携が出来ていないので、もう少し横の繋がりを行なってほしいと思います
ところで新文化ホールの大ホールなんですが、基本的には賛成なんですが建設地が三ノ宮の一等地なのはちょっと納得いかない思いであります
例えば床だけでも228億、整備するのに150億で合計378億、まず投資してあとランニングコストがいるのです
これで例えば市民向けのコンサートを行なっても、収支は全く計算できない程、厳しい状況になりますが、これで本当にいいのかと思います
その意味ではもっと一等地でない場所でやってほしいという思いであります
2025年
9月
30日
火
KOBE◆KATSU移行後を見据えた教育改革について!
【 平野 章三 の質問 】
神戸市は部活動の地域移行として打ち出したKOBE◆KATSUが、全国的に見ても数少ない先進的なものであり、2年余りで移行するという期限を切ったからこそ、企業も含め、幅広い団体から協力が得られ、1次・2次の募集を通じ1,000を超える応募があり、教育長の英断を評価しております
一方で、大胆な方針転換を行ったことで不安の声もありますので、KOBE◆KATSUにおいて表面化した課題には残り1年、1つ1つ解決策を提示していかなければなりません
問題はKOBE◆KATSU移行後の生まれた余力を【 教員が本来の授業 】などに十分活用し、中学校の【 授業や教育環境の改善 】に大きく実感できることになるよう、今まず明確なビジョンを示すことが、生徒、保護者への安心感や期待につながると思います
このことは非常に重要だと思いますので、残り1年は移行に向け全力で取り組むと同時に、移行後には個々の教員とコミュニケーションを取りながら【 授業改善のシステムづくりに向けて 】取り組むべきと思いますが、如何
でしょうか?
【 教育長 の答弁 】
私からは、KOBE◆KATSU移行後を見据えた
教育改革について答弁させていただきます
結果的に、KOBE◆KATSUへの移行もその1つだと思いますが、この10数年来、子供たちや保護者のニーズはますます多様化し、教員の働き方改革も急務とされ、学校を取り巻く環境は本当に大きく変化しております
そのような中で、これからの困難な時代を生き抜くために求められる資質・能力を子供たちに身につけさせるためには、やはり【 学校教育のど真ん中であり、柱である授業を変えなければならない 】と考えております
子供たち誰1人取り残すことなく、1人1人の個性を最大限に生かす、まさに【 子供が主役の学びの実現に向け 】これまでの一斉型中心の授業スタイルから、それぞれの子供たちが学び方を選択し、自己決定できる場面を、少しでも日々の授業の中で設定できるように工夫が必要だと考えてます
そのような中で、より深い学びを得、子供たちの充実感を得、子供たちが成長するような、そういう授業へ変えていく必要があると考えております
まさしく【 授業改善へ教育改革の中心を持っていきたい 】と考えております
我々教育委員会としましても、学校や教員と伴走しながら、この改革に取り組んでいきたいと考えております
【 平野 章三の再質問 】
KOBE◆KATSU移行後の授業改善へ教育改革は非常に重要なのに、今はもう雰囲気的にKOBE◆KATSUばかりを何とかこなそうと、教育委員会事務局の中でもそういうムードがあるように思えます
そこでKOBE◆KATSU移行することにより、皆色々な課題を上げて論議してますが、何のためにやるか〜といえば、やはり教育者が自由な時間をもっと本来の授業に専念できるというメリットがあることを生徒や保護者に訴えることです
KOBE◆KATSU移行をするが、こんなメリットがあると、いう中身を示してやって頂きたい!
ただ、それをこれから1年かけてやるにしても、生徒や保護者に対して今発信してほしいのですよね 〜
生徒や保護者に対していわゆるKOBE◆KATSUの課題もまだあるがこういうメリットもあるということを!
そんな意味では、例えば、習熟度別授業とか、そういうことをやろうとすると、いろんな条件も出てきます
だから、今から1年、各学校が同じようなレベルで進めれるように移行後、すぐ動けるようにしてほしいが、これから出来ますかお伺いします!
【 教育長の答弁】
今御指摘いただいた習熟度的な取組もそうですが、
やはり、今の子供たちが何を求めているか、やはり
【 教員が授業を中心に見据えること 】で、各学校も今、いろんな取組を進めているところであります
学校に対しても、これまでのいわゆる教育委員会が
全て1から10までそろえるというやり方ではなくて、学校長の裁量を増やした形のものを求めていこうという雰囲気は今 醸成しておりますので
KOBE◆KATSUの移行とともに、この1年、授業改善も進めていきたいと考えています
【 平野 章三 の意見 】
やはり発信が重要で、教員が本来の授業に専念できるようなメリットということが
KOBE◆KATSU移行などにより、こういう形で生まれてくるということを
できたら保護者、生徒に発信して頂きたい!
2025年
9月
22日
月
【 平野 章三 の質問 】
都心ウォーターフロントエリアにおける経済観光戦略について伺います
神戸のウォーターフロントエリアでは、今春に
GLION ARENA KOBEや、ラスイートルパンビルが開業し、神戸観光に資する民間投資による魅力ある施設が誕生しています
加えて、都心エリアでは三宮駅ビルやバスターミナルビル、本庁舎2号館において、民間資本による高質な商業・業務機能と 国際ラグジュアリーホテルの整備が計画されており、神戸経済の活性化・観光誘客の両面において、神戸空港国際化の効果を最大限に引き出す
ものになると大いに期待しております
そこで、ウォーターフロントエリアでありますが、一例としてメリケンパーク周辺を見ると、かもめりあ背後地の駐車場や、ポートタワー北側の中突堤中央ビル跡地、波止場町及び新港町地先埋立て用地など、今後多くの民間投資物件が出てきます
そして、ハーバーランド以東のアクセス対応の問題など、まず総合的なプランを打ち出す必要があります
しかし、このウォーターフロントのメリケンパーク周辺は、管理から投資判断など、港湾局が全て主体的に進めてきています
ただ、その手法は1件1件物件ごとに進めており、にぎわいあるまちづくりとして、全体像を描き、それに沿って事業を進めているとは思えないのであります
そこで波及的な投資を呼び込むためには、港湾局が個々のプロジェクトを場所ごとに実施するのではなく、神戸市として経済観光局とともに一つのエリアを経済観光戦略としての全体像を描いた上で、明確な
ビジョンを市内外に示す事で、民間投資中心の事業を推進してはと思います
つまり、港湾局と経済観光局が連携し、実効性のある施策を展開できるようにすべきと思いますが、考え方について伺います!
【 神戸市長の答弁 】
都心ウォーターフロントエリアにおける経済観光戦略についてお答えを申し上げます
4月の神戸空港の国際化により神戸市は新たな国際都市としての可能性を手に入れることができました
これが具体的に形として表れる有力なエリアがウォーターフロントであります
ウォーターフロントはもともと以前から様々な開発計画が個別にありました
これを全体のエリアとして、開発の可能性を大きく発現をさせていくという意味で、ウォーターフロントグランドデザインを策定しました
これは御指摘のとおり、港湾局が中心となって策定したわけで、言わばハードの計画ですので、ウォーターフロントエリア、それから旧居地、フラワーロード、三宮、さらには、このハーバーランドを含め、全体
としてのこの経済戦略というのは当然重要です
このエリアでは「スタートアップ 」の立地を全体としてどういうふうにしていくのか、あるいは「 にぎわい 」をつくっていくための様々なイベントをどう開催をしていくのか、例えばナイトタイムエコノミーをどう展開していくのかという、そういう観点がこれは不可欠になってきます
こういう点から御指摘いただきましたように、経済観光局の役割が非常に重要で、このハード整備と併せまして、そのような経済活性化、先程申し上げたようなメニュー以外のものもありますので、そういう視点を描いた、ハード・ソフトが一体となった戦略というのは当然必要になってこようかと思います
御指摘のように、経済観光局がよりこのエリアにおいても積極的な役割を果たし、全体としての経済的な波及効果を最大化するような取組みをしっかり行っていきたいと存じます
【 平野 章三 の意見と確認 】
今のメリケンパーク周辺について市長の御見解は、私も経済観光局が少し全体的なソフト面でバックアップいただけたらと本当に思っていたのですが、ただ気になるのは港湾局と経済観光局が仲悪かったもので...
しかし、その後に〜いや仲いいよ~
と両局が言いに来てくれました
非常にほっとしましたが、実際この経済観光戦略を進めようと思ったら本当に局と局が一致団結しなければならないと思うのですよね~
そんな意味で、ちょっとお聞きしたいのですが...
港湾局長さん
「 経済観光局と一緒に手を取ってやっていくという気持ちはありますか 」
【 港湾局長 の答弁 】
そのつもりでございます!
経済観光局長さん
「 これを、受けて立ちますか 」
【 経済観光局長 の答弁 】
もちろん連携してやってまいります!
2025年
9月
09日
火
令和7年9月9 日 (火) 15:25~ 予定
(15分間)
(各質問者の発言時間によっては変更になることがあります)
(発言通告)
1. 「 KOBE ♦ KATSU 」移行後を見据えた教育改革
2. 都心・ウォーターフロントエリアにおける経済・観光戦略
神戸市本会議インターネット生中継よりご覧頂けますので、ご視聴よろしくお願い申し上げます
神戸市会議員 平野章三