令和3年度より民間企業による介護テクノロジーや機器の開発支援による介護事業者への導入を図るため、介護テクノロジー導入促進事業を実施してきました
この事業の一環として、本市が補助事業によって支援した介護現場と機器メーカーのコミュニティ構築による業務改善・生産性向上事業では、総額1億円規模の介護テクノロジーが介護現場に導入される成果を上げており、介護テクノロジーの産業化に向けて大きく前進しています
さらに介護テクノロジー導入促進事業に組み込まれているノーリフトケアについては先日行われた看護師国家試験において初めて出題され、その重要性はますます高まっています
一方、介護テクノロジーの導入や介護現場の生産性向上によって得られた知見は、常々医療現場にも活かせる可能性があると言ってきました
介護テクノロジーの潜在市場規模が1.5兆円とされる一方で医療テクノロジーの市場規模は9兆円に上るとの試算もあり、医療分野には大きな発展の余地があります
さらに厚生労働省の令和7年度補正予算では医療介護支援パッケージの一つとして、医療部門に対する支援事業の予算が計上され、国としての医療分野の生産性向上に本格的に取り組む姿勢が示されました
この支援事業は、導入効率化や職場環境改善に資するICT機器などの導入を進める医療機関に対して1億円を上限に8000万円まで支援するもので、医療機関の負担は本来の5分の1に軽減されます
また厚生労働省へのヒアリングによると、当初総額200億円の予算が300億円に増額され、全国で375病院、1都道府県あたり約10ヶ所の大病院を支援するプロジェクトになる見込みであります
そこで経営が逼迫し、経営改善と職員の業務改善が喫緊に課題となっている中央市民病院に対して、本事業への採択を目指すことを働きかけてはいかがでしょうか!
さらには市内事業者とネットワークを持つ経済観光局とも連携し、医療現場の業務改善に有益な技術やサービスを有する事業者とのマッチングを支援することで、他の病院のモデルとなる、より実効性の高い取り組みが展開できると考えますがあわせてお伺いします
【 副市長の答弁 】
ご紹介いただきましたように国では令和7年度補正予算におきまして、医療介護等支援パッケージの医療分野における生産性向上に対する支援として、業務効率化、職場環境改善に資するICT機器などの医療テクノロジー導入の取り組みを行うことに対して、必要経費を支援するための予算が計上されています
令和6年度の中央市民病院の決算は大幅な赤字となっておりますため、現在抜本的な経営改善に取り組んでいるところです
ICT導入による効率化も進めており、令和8年度からは病床の状況把握に必要なデータをリアルタイムかつ自動的に収集できるよう病床管理センターの機能強化による転院調整の効率化や音声認識によるAIカルテ要約など、医師の事務負担軽減に繋がるA Iインフラを整備する予定です
こういった取り組みに加え、更なる医療テクノロジーの導入により一層の業務効率化や職場環境改善を進めることは大変重要なことだと考えています
そのため、中央市民病院の経営改善および業務改善のために今回の国事業の活用につきまして、市民病院機構と協議していきたいと考えており、また医療現場の業務改善に有益な技術やサービスを有する事業者とのマッチングにつきましては、関連する部局と連携しながら検討させていただきます
【 平野章三の意見 】
今、医療テクノロジーによる経営改善という意味からすると、非常にチャンス!
国がやっと動き出したということは病院の経営改善に目をつけてきたということなので、これは是非協議してほしいし、できれば経済観光局がマッチングできるような形をとっていただきたい!
前向きな答弁!
是非ともこのモデルになるような形でお願いしたいと思います
神戸市会議員 平野章三