KOBE◆KATSU移行後を見据えた教育改革について!
【 平野 章三 の質問 】
神戸市は部活動の地域移行として打ち出したKOBE◆KATSUが、全国的に見ても数少ない先進的なものであり、2年余りで移行するという期限を切ったからこそ、企業も含め、幅広い団体から協力が得られ、1次・2次の募集を通じ1,000を超える応募があり、教育長の英断を評価しております
一方で、大胆な方針転換を行ったことで不安の声もありますので、KOBE◆KATSUにおいて表面化した課題には残り1年、1つ1つ解決策を提示していかなければなりません
問題はKOBE◆KATSU移行後の生まれた余力を【 教員が本来の授業 】などに十分活用し、中学校の【 授業や教育環境の改善 】に大きく実感できることになるよう、今まず明確なビジョンを示すことが、生徒、保護者への安心感や期待につながると思います
このことは非常に重要だと思いますので、残り1年は移行に向け全力で取り組むと同時に、移行後には個々の教員とコミュニケーションを取りながら【 授業改善のシステムづくりに向けて 】取り組むべきと思いますが、如何
でしょうか?
【 教育長 の答弁 】
私からは、KOBE◆KATSU移行後を見据えた
教育改革について答弁させていただきます
結果的に、KOBE◆KATSUへの移行もその1つだと思いますが、この10数年来、子供たちや保護者のニーズはますます多様化し、教員の働き方改革も急務とされ、学校を取り巻く環境は本当に大きく変化しております
そのような中で、これからの困難な時代を生き抜くために求められる資質・能力を子供たちに身につけさせるためには、やはり【 学校教育のど真ん中であり、柱である授業を変えなければならない 】と考えております
子供たち誰1人取り残すことなく、1人1人の個性を最大限に生かす、まさに【 子供が主役の学びの実現に向け 】これまでの一斉型中心の授業スタイルから、それぞれの子供たちが学び方を選択し、自己決定できる場面を、少しでも日々の授業の中で設定できるように工夫が必要だと考えてます
そのような中で、より深い学びを得、子供たちの充実感を得、子供たちが成長するような、そういう授業へ変えていく必要があると考えております
まさしく【 授業改善へ教育改革の中心を持っていきたい 】と考えております
我々教育委員会としましても、学校や教員と伴走しながら、この改革に取り組んでいきたいと考えております
【 平野 章三の再質問 】
KOBE◆KATSU移行後の授業改善へ教育改革は非常に重要なのに、今はもう雰囲気的にKOBE◆KATSUばかりを何とかこなそうと、教育委員会事務局の中でもそういうムードがあるように思えます
そこでKOBE◆KATSU移行することにより、皆色々な課題を上げて論議してますが、何のためにやるか〜といえば、やはり教育者が自由な時間をもっと本来の授業に専念できるというメリットがあることを生徒や保護者に訴えることです
KOBE◆KATSU移行をするが、こんなメリットがあると、いう中身を示してやって頂きたい!
ただ、それをこれから1年かけてやるにしても、生徒や保護者に対して今発信してほしいのですよね 〜
生徒や保護者に対していわゆるKOBE◆KATSUの課題もまだあるがこういうメリットもあるということを!
そんな意味では、例えば、習熟度別授業とか、そういうことをやろうとすると、いろんな条件も出てきます
だから、今から1年、各学校が同じようなレベルで進めれるように移行後、すぐ動けるようにしてほしいが、これから出来ますかお伺いします!
【 教育長の答弁】
今御指摘いただいた習熟度的な取組もそうですが、
やはり、今の子供たちが何を求めているか、やはり
【 教員が授業を中心に見据えること 】で、各学校も今、いろんな取組を進めているところであります
学校に対しても、これまでのいわゆる教育委員会が
全て1から10までそろえるというやり方ではなくて、学校長の裁量を増やした形のものを求めていこうという雰囲気は今 醸成しておりますので
KOBE◆KATSUの移行とともに、この1年、授業改善も進めていきたいと考えています
【 平野 章三 の意見 】
やはり発信が重要で、教員が本来の授業に専念できるようなメリットということが
KOBE◆KATSU移行などにより、こういう形で生まれてくるということを
できたら保護者、生徒に発信して頂きたい!
神戸市会議員 平野章三