子育て問題は各都市重要課題であり魅力を感じれる施策を重点的に 学童保育の学習支援は学力底上げなど学力格差に準じた取り組みを

平野 章三質問

各都市は様々な施策の打ち出しによりそれぞれ特色を出そうとしています

 

その中で「 子育て施策 」などは特に重要視していると思います

 

その上で過度に特化したサービスで特色を出そうとしているところもあります

 

例えば、近隣都市と比較をすると分かりやすく、私は垂水ですが明石市が特に話題になり、明石市の住人の方とか、垂水の方でも明石はすごく子育てしやすいとの話がでます

 

その明石市の施策としては子育て支援として、5つの無料化ということで18歳までの医療費とか第2子以降の保険料、それから満1歳までのオムツ、中学給食、市民プールとかを打ち出しています

 

これが神戸市の場合は、例えば、給食費半額助成とか、入院は無料で外来は一部負担、所得制限を含まれたり、色々他施策もあるがインパクトが感じられなく、支援内容にはどこが違うかなと思いながら、神戸市明石市の比較がしづらいのが現状です

 

結構,神戸市良い施策を打ち出していると思うのですが 

 

ただ、明石は住み心地がよく、子育てにはよいと言われると実態として比較説明がかなり難しく感じます

 

つまり、これは政策面からと政治面からとの打ち出し方違いがあると思うのです!

 

やはり政治的にインパクトある打ち出し方で印象を残すことが必要では!

 

しかし、何でも無料にしたらいいとは思わないが、同じ努力をしていてもわかりやすいインパクトがなかったら、評価の対象にもされないのではないでしょうか?

 

その辺のところの考え方ちょっとお聞きをしたいんですけどね!

 

こども家庭局長 答弁

神戸がやっている事業はなかなか理解をしていただけてないというのがこれまでの評価ではなかったかというところもあります

 

ただ、近年、やはり児童館ですとかこべっこランドとか、あるいはこべっこウェルカム定期便、高校生通学定期、こういった全国で他の大都市ではやっていないような事業もやってきています

 

このように神戸の魅力を伝える、神戸ならではの強みを生かした子育て支援策はもちろん大事ですし、希望する誰もが安心して子どもを産み育てられるように 切れ目なく子育てを支えどのような状況にあっても子供が健やかに成長できる環境を【 総合的に整えていく 】ということが重要だと考えております

 

令和7年度も、昨年度思い切った予算を投じたこべっこウェルカム定期便あるいは高校生通学定期券の【 さらなる拡充 】も含め、総合的な子育て施策を盛り込んでいるところです

 

冒頭でも少し御説明しましたが、新聞社実施の共働き・子育てしやすい街ランキングで全国1位になりました

 

この事は、これまで多くの関係者と共に積み上げてきたものが評価をしていただいたのではないかと思っています

 

 

その際の記事には、経済的な負担の軽減に力を入れる自治体が多くある中で 他の自治体との違いを出すためには一段と総合力が問われる ようになったとされています

 

本市の子供施策の広報強化につきましては、KOBEシニア元気ポイント、こどもっとKOBEのブランディングの下で、町なかのサイネージですとか地域の掲示板、新聞広告やSNSなど、日常的に認知度を高め、イメージの定着を図ってきておりまして、このたびのランキングの評価も積極的に活用し、訴求力のあるアピールに一層取り組みたいと考えております

 

その1つとして、地下鉄でもラッピングのこどもっとKOBE号というのを走らせていただいておりまして、この車内では、神戸ならではの特徴的な子育て施策に絞った分かりやすい発信を行っております

 

 

 ランキングの位置については、我々だけではなくって、保育とか教育の関係者も非常に自分たちの取組が評価がされたということで大変喜んでいただいておりまして、保護者会でもお話しいただいたり、1位のステッカーの掲出などにも御協力いただけるなど、官民が協力して神戸子育て支援をアピールできる好機というふうに考えております。

 

こうした取組をする中で、先日の子ども・子育て会議では、市民の委員の方から、2~3年前に比べて最近は神戸も子育てしやすい、結構手厚いと話題になることが多いというふうな御発言もありましたので、少しずつこうしたことも伝わって、広がってきているのではないかと考えております

 

こうしたことを含めまして、やはり子育ての支援、切れ目なくするということを大切にしながら、神戸ならではの施策のPRに努めていきたいと考えております

平野 章三質問

答弁内容からは自信を持って施策を進めてこられたことは十分感じとれますが、その中で「 切れ目なく 」と二度出たのですが、以前から申し入れてきましたが、切れ目ない施策という表現をやめたらどうですか!

 

結局、切れ目なくやってると言って各施策に少しづつ予算を増やしていっていますが、これほど多岐にわたる予算配分を「 なるほど〜 」と市民の方々が理解して把握できるでしょうか?

 

つまり市民向け政治的な表現として、何の意味があるのでしょうか?

 

要するに、ワンフレーズで発信できるようなインパクトが全然ないのです

 

だから私はもう切れ目ないという言葉はやめたほうがいいかなと〜

 

これ、誰の提案なんですか?

 

こども家庭局長答弁

この切れ目なくというのは、いろいろなところで言われているというふうに思います

 

やはり子育てというのは、子どもが成長して自立するまで続きますし、負担感や悩みというのも人によって、子どもの年齢によって多岐にわたります

 

やはり困ったときのセーフティーネットが複層的に機能していくということが1人1人の子育ての安心につながり、子供や当事者の命や心を守っていると思っておりますので、やはりなかなか切れ目のない支援というのは、そうした大切な意味合いがあるのではないかと考えております

平野 章三意見

 

いや、内容は否定しませんが、「 切れ目のない支援 」という言葉がメインになってしまっているのですよ

 

だから何がやりたいかということがメインでなくなっていることが、私は一番問題かなと思うんで、もっと中身のインパクトある施策に抑揚をつけて発信していただく方がいいかなと,申し上げておきます!

 

平野 章三質問

学童保育は前に教育の学習支援という形でお願いして、かなり頑張り過ぎるぐらいやっていただいていると思うんですが、この学習支援には学力の状況に応じて重点的な支援をしてもらいたいと思うんですが〜

 

例えば、教育委員会で学力テストをやってますが、あの結果は絶対公表しませんが、公表したら大混乱おきるぐらい影響が大きい内容です

 

その中で神戸市のトップレベルと、逆に最下位のところは驚く程の差も見えてきます

 

そうした上で、何を重点に置くかといえば、やっぱり学力の底上げだと思うのです

 

どの地域もどの学校も同じように、つまりどの学童も同じようにということではなく、学力差を把握しながら重点的に支援するためには、教育委員会に学力テストの情報をもらうべき、あるいは知っておくべきじゃないかな〜と

 

それによって、重点地域とか、いわゆる学力などによりいろんな支援のやり方があるので、学習支援の仕方について、その辺はどうなのでしょうか

 

こども家庭局副局長答弁

今回、委員御指摘の研修をさせていただきまして、いろいろ研修後に学童保育職員が子供たちと共に自主学習のテーマ選定を考えたりとか、少人数の子供同士の勉強グループを立ち上げて、毎週大学生と共に子供たちが苦手な分野の覚え方を考えるといった

 

そういった取組の事例が出てきているということですので、今後、教育委員会一層連携をしながら、学童の施設職員の対応力の向上を図りまして、地域人材の活用、そして地域実情に応じて工夫をしている事例を横展開をしながら、学習支援も充実していきたいですし

 

実際に教育委員会とも連携をしながら一緒に取り組んでいきたいというふうに考えてございます

 

平野 章三意見

 

教育委員会学力テストの結果を保管していますので、出来れば教育委員会事務局から学力状況の情報を得て、必要によっては地域状況とか学力格差を把握することで、学力支援の均衡を保つだけでなく、学力の底上げが必要な場合には重点的支援ができる方が有意義ではないでしょうか

 

神戸市会議員 平野章三

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