1.シンガポール拠点の設置について
【 平野 章三 の 質問 】
経済観光局では東南アジアやインドとの経済交流を進めるためシンガポールに拠点を設置する予定で、スタートアップを中心に取り組むと聞いているがシンガポールとジェトロに1名づつ派遣とのことで、この体制でいけるか?
私はジェトロには期待してませんが、シンガポール拠点には民間のコンサルが必要と思いながら、気になるところですが質問はしません
ところで、中小企業の支援の観点からは、深刻な人手不足解消への対策として、特定技能などの外国人材を呼び込むことも必要ではないでしょうか
何故なら、経済観光局は中小企業対策があまりできていない、いわゆる融資とか、経営の指導したりという程度なんですよね
中小企業対策として海外から人財を呼び込み、中小企業の各事業所や各店舗などにご紹介するなど、今すぐは無理でしょうが高度な人材だけではなく、そのような取り組みもできる可能性がありますか? 伺います
【 副局長の答弁 】
委員が今すぐは無理というふうに仰って頂いてますね
実は来年度の事業とか組織の設置にあたっての枠組みの考え方では、仰る通り、シンガポール拠点で特定技能のところをカバーするということは現時点では想定をしていません
何故かと言いますと、一つは大学都市神戸、産官学プラットフォームの方で対応していることと、経済観光局と外国人留学生と市内企業のマッチング事業に力を入れており、こちらの方に注力をしているというところです
シンガポールの拠点については先ほどから申し上げてるような機能をまずは確立させていくことを考えてますので、現時点で見通しをお話できる段階ではございませんが、まずはシンガポールにおいて現状の考え方の事業の確立、地固めをしっかりしていきたいと思ってございます
【 平野 章三 の意見は 】
★ 産官学プラットフォームの方で対応しているとの答弁ですが
一施設の活動の支援であって、神戸市全般のことではありませんので一言! ★
【 平野 章三 の質問 】
同じ中小企業対策で、ある県ではこの受け入れ環境の整った企業を認定して外国人を受け入れるという制度も考えていますが、今神戸市ほとんど動いていないですよ
今、地域協働局はただ単に神戸在住の人だけ対応しているということなので並行して手を打てないかと思いますが
シンガポール拠点の内容は相当レベルの高い人材の対象なので、まだまだ評価とか質問する段階ではないのですが、将来的に中小企業などの人材確保対応としてブローカーに頼らず、シンガポール拠点に東南アジア諸国などの神戸市の窓口の拠点として紹介できるような形をとってほしいと思います
2.卸売市場の維持について
中央卸売市場なんですが、単に建物の大がかりな整備は前からあまり効果がないと思ってたんですが、神戸市の運営は表面的にはうまくいってる感じはしますが、取扱高(取扱数量:花きを除く)などは、直近10年でも35%減少それに伴い場内事業者の数も年々減少している
特に、水産物の取り扱い量が10年ぐらいで、60%ぐらい減っており、青果もここ5〜6年で40%ぐらい減っています
卸売市場で商売をする事業者が経営を継続していくことができなければ、将来的に卸売市場の維持は難しくなる
このようなこと状況について,どう判断しているのでしょうか?
【 経営担当部長の答弁 】
ご指摘の通り取り扱い量の減というのは、神戸市場では非常に大きくなっておりますがこれは全国的な動きでもございます
この大な状況におきましては、令和2年に卸売市場法が改正され、神戸市も業務条例を改正し、第三者販売それから仲卸業者の値引きを原則禁止から外していくという動きもをさしていただき、卸売業者,仲卸業者とも取引がいろいろできるような法整備は整えているところです
いずれにしても民間の取引ですので、行政の方から介入するといった卸市場の機能を歪めないような形で、できるところは何かということを考えていかねばならないと思っており、今回集荷促進事業を立ち上げることとしました
今後も国の動きも見据え、意見交換を重ねながら主要取引の活性化に取り組んでいきたいと考えています
【 平野 章三 の質問 】
神戸市場の取り扱い量の減は全然止まる状況じゃなく、このカーブがどんどん下がっていく状態ですよね
今の答弁で全国的な動きだと言うなら、もう諦めるしかないですね!
もう将来見通しが立たなくなります
例えば、ホテルなんかでも一部特殊な品物が神戸の市場でないために全商品を大阪から購入するというケース、その一部が神戸市場でも揃ったら全て購入してくれるかもしれません
そして例えば、特許と思いますが魚でも瞬間冷凍など、新鮮さが維持できる設備など事業者さんへの支援をすべきと思いますが、どうしても建物ばかりに力を注いでいるように見えてしまいますが、如何でしょうか?
【 経営担当部長の答弁 】
確かに取扱高の下がり方は、東部市場につきましては少し横ばい状況で、若干ですが最近市場経由率というのが全国的に少し横ばい、もしくは少し上向きになっているという状況もございます
我々としても色々な品物が産地直送とか、市場経由しないようなものも沢山あり、市場のそれぞれの特色をどういうふうに作っていくかということは設備以外でもこれからいろいろと場内事業者と考えながらやっていかなければならないと思いますので、今のご指摘を踏まえてまたお話できたらと思います
【 平野 章三 の意見】
いや〜、空中戦とかいろいろやっているので仕方はないのですが、建物などをいくら整備しても、今後事業者も益々激減していきそうで、本当にこのままでいいのかな〜というふうな感じがします?
3.KOBE◆KATSUについて
先日の本会議において、部活動の地域移行の受け皿として、社会貢献という切り口で大手企業に参入を働きかけていくべきではないかと質疑したところ
経済観光局長から企業とのパイプを活用して協力するとの答弁があり、企業向けのセミナーや勉強会の企画などに期待しているところであります
一方で、企画調整局には大学に協力してもらえるようお願いした結果、早速 動き出してくれています
大学の場合は、西区や北区などにグラウンドとかもあり、大学が社会貢献として認めてもらえば学生も支援してくれる可能性も出てきます
企業もそうなんですが個々に進めていくには時間的にも難しいと思うので各企業に呼びかけ、教育委員会務局から説明出来る場を設けて頂ければ横並びで協力下さるようになるのではと思いますが如何でしょうか!
【 経済観光局長の答弁 】
個別の関係につきましては教育委員会だけではなく、各局が持っているネットワークを最大限に活用して実施していくことになると思いますし、我々もその協力をしていきたいと思います
企業につきましても大手だけではなく中小企業の皆さん、これも集合体として、我々もいろんな会で意見交換なり協議をする場がございますのでそういった中でどのような形であれば参画できるのか、そういったところをわかりやすくご説明しながら働きかけを行っていきたいと思います
【 平野 章三の意見 】
KOBE◆KATSUという部活動の社会移行について、中学生生活で大きく影響する重要な課題を期限を切っての決断は非常に評価しております
当然、次々課題が発生しますが、その都度解決に向け今、神戸市の関係者が一丸となって支援に動き出しています
おそらく教育分野にこれほど他局が協力するということは異例とも言える程であり、神戸市として重要視していることになります
その意味ではKOBE◆KATSUを政争の具にすることなく、生徒一人ひとりが輝く希望をもてるように、多くの関係者が前向きに支援してくれるこを望んでおります
神戸市会議員 平野章三