【 平野 章三 の質問 】
神戸市介護テクノロジー導入促進プロジェクトについて伺います
厚生労働省はノーリフトケア活用に対して来年度の診療報酬、介護報酬の点数をかさ上げする動きがあり、介護事業のみならず、
医療分野にも同様に広がりつつあり、介護テクノロジー活用の重要性を高く評価しているところであります
【 神戸市介護テクノロジー導入促進プロジェクトとは 】
実用性の高い介護ロボットやICT機器・ソフトウェア(アプリ)、先進的な福祉用具の新たな事業化を推進するとともに、介護現場の業務負担の軽減や人材確保・定着につなげていくことを目指し、介護テクノロジーの開発及び市内の介護現場での導入促進を支援する。
【 ノーリフトケアとは 】
看護・介護・福祉の現場から職業病としての腰痛をなくす取り組みです
また、地元大手企業も社長直轄プロジェクトとしてノーリフト発祥地であるオーストラリアやシンガポールにも視察し、介護分野への参入に乗り出し介護ロボによる実証の検討を進めるなど、介護テクノロジーに大きな注目が集まっているところであります
また、加藤前厚労大臣が次世代型の介護技術として1億総活躍案の中に組み込んでいただいてますが、神戸市での現在の介護事業窓口は医療産業都市部の調査課になっており、対外的な窓口が必要であり、介護事業部などの看板を掲げていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
【 企画調整局・医療産業担当局長の答弁 】
委員ご指摘のとおり、少子・高齢社会の今後のさらなる進展によりまして、
介護需要は一層高まることが確実であることから、介護人材の安定的な確保や定着を図るために、介護現場への介護テクノロジーの導入や普及は重要であるというふうに考えてございます
また、御指摘のとおり、本市で実施しております介護テクノロジー導入促進事業の参加企業におかれましても、介護事業への参入や技術開発について意欲的に取り組んでいただいているという事例も多くございますのでこのような民間企業の機運を逃すことなく事業を展開していくことが非常に重要であるというふうに考えてございます
事業の詳細はこの場では割愛させていただきますけれども、本事業、令和5年度、6年度の2か年で債務負担行為を設定しておりまして、2か年の事業として取り組んでいるところでございます
令和6年度においては、今年度整理された介護現場の課題を解決する製品開発、こういったものに企業との連携によって取り組む予定というふうに考えてございます
今現在やっている事業の関係者と密に現在も連携を取りながら事業を進めているところではございますけれども、このまさに令和5年度、6年度の事業の進捗・成果も見極めながら、どのような体制でやっていくか、どのような
体制で事業を展開していくことが適切であるかということについては、福祉局とともに研究してまいりたいというふうに考えております
【 平野 章三の意見 】
神戸市は医療産業都市を標榜してきており、同じように介護事業も取り組み始めましたが、未だ企画調整局に介護産業としての対外的な窓口がありません
現在は介護事業推進していく上で2023・2024年度の「介護テクノロジー導入促進プロジェクト」 を立ち上げていますので、介護産業として担当窓口を打ち出してほしいと申し上げました
担当局長答弁では
「 令和5年度、6年度の事業の進捗・成果も見極めながら研究したい 」 との慎重発言でしたが、厚生労働省が神戸市のプロジェクトを評価頂いてますので、これからも積極的に申し上げていきたいと思っています!
神戸市会議員 平野章三