特別支援学校~動き出した県教委に感謝!!

 兵庫県教育委員会「学校教育法第80条 県は特別支援学校(小中学部)を設置しなければならない」とのことを・・・

 

 

 しかし長年神戸市内建設はしていただけず、さらに県教委予算配分に関係する推進計画策定のための検討委員会神戸市教育委員会参画させてもらえない中、結果報告を受けるだけの状況でありました。

 

 特に県要望をする時には、申し入れも回答も県議会が窓口になるため、行政間での具体的協議ができず十分な意思疎通が計られないという大きな壁がありました。

 そこで神戸市議会として思い切って県議会に申し入れつつ、直接県教委の担当の方と面談のお願いをし、要望させていただきました。

 

 結果は “今日までの方針と変わらない回答” でしたので、現状法的な問題点など、かなり厳しく交渉したため相当険悪な雰囲気の話し合いになりました。

 

 その後あらゆる角度での強い要望活動報道機関等の影響により一気に流れが変わったことは今でも忘れられません。

 やがて県教委市教委協議が始まり、特別支援学校予算を検討され始めたことには驚きの一言でした。

 

何故かといいますと!

 

前向きな協議だけでなく予算化する動きは最も厳しい兵庫県財政事情からしますとあまりにも大きな決断が求められるからであります。

 そしてこの度はいよいよ特別支援学校高等部建設のための神戸市西区の農業公園内の約2haの用地を決定。さらに神戸市東部の児童・生徒の受け入れ枠のない状況解消のため芦屋の支援学校での仮設校舎設置の動き等、大きく前進し始めました。

 

今日までの県・市教委の問題が解消され行政の視点障がい者の方々に向けられ、前向きに動き出したことがこれ程素晴らしく感激したことはありません。

 尚、青陽東養護学校過密対策が引き続き大きな課題であり、当面仮設校舎の予算や県・市連携の中、芦屋への東部児童・生徒の受け入れ協議等、前向きな努力は評価しております。

 

そこで今後は、保護者の皆さんの要望に沿って十分に話し合いをされ、暫定的な対策から特に本格的な計画を進めていけるように要望していきたいと思います。

 

 

===行政はどちらを向いて仕事をするのか===

 

まさに政治行政が常にしな

ければならないことであります。

 

 

神戸市市会議員 平野章三

 

過去のブログにて経緯をご覧いただければ幸いに存じます。

 

〇 2012.10.23「呆れかえる!兵庫県教委~聞く耳持たぬ特別支援教育課」

 今神戸市教育委員会が行った特別支援学校の知的障がい児童生徒数の“将来推計”は平成23年度に比べ37年度のピーク時には1,437名と現状より540名(約6割)増加することが見込まれております。

 そのため現在神戸市内にある特別支援学校では障がいのある児童生徒100%が通学できない事態に至ります。

 ~ところで神戸市民の皆さんご存知ですか~(続き)

 

〇 2013.1.28「特別支援学校の整備を~兵庫県ゼロ回答から一部前向き表現に~しかし・・・」

 昨年、自由民主党神戸市会議員団として特別支援学校の建て替え新設等について兵庫県教育委員会に要望いたしました。

 しかし兵庫県に法的な設置義務があっても県は神戸市に協力しようとする姿勢は全くなく、協議すら応じようともしなかったことは既に報告したとおりであります。

 その後、副知事・兵庫県議会にも申し入れ、神戸市会本会議での質疑等により報道にも取り上げられ、市長・知事との話し合いに進み、やっと兵庫県も対応せざる得なくなったようです。(続き)

 

 

 

 

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