垂水・舞子再開発ビル 市所有の管理運営公募効果は!

再開発ビル神戸市所有店舗・業務床等の管理運営を公募することになり、レバンテ垂水1番館3番館ウェステ垂水A館・B館そしてティオ舞子他駐車場は集客向上、利用者サービス等効率的管理運営を図ることを目的としています。

 

今回テナントへの転貨を目的とした一括賃貸としてのサブリース事業者募集を行います。

賃料設定は現状実績を最低価格とし、固定賃料歩合賃料で提案している。

そして現契約者は14年度外郭団体神戸新交通㈱が事業者となっており、今回の募集は民間参入ができる一般公募による事業者募集を行うことになりました。

神戸新聞
神戸新聞

ところで新長田再開発事業の運営は震災復興という経緯の違いはありますが、現在最も厳しい状況であります。

 

ここでは神戸市第3セクター新長田まちづくり会社」が一括管理をしていますが、管理費の問題で商店主訴訟を起こしている上に最大の問題点は店舗業務空室対策が出来ておらず、景気低迷が続きさらに財産的評価が下がることにより厳しい経営の中、店舗の売却そして廃業なども難しい状況であります。

 

現在神戸市新長田再開発ビル周辺に対して根本的な活性化対策が打てておらず、都市経営の出来ない役所体質を自ら真剣に見直して頂きたいと思います。

さて、垂水区レバンテウエステティオ舞子再開発ビルを民間に一括賃貸借契約することには一定の評価をしたいと思います。

 

何故なら最近垂水区再開発ビルにも少し空き店舗が出たりしており非常に心配をしております。

確かに垂水駅周辺では買い物されるお客さんは多いのですが、高齢化が進むことにより多分売り上げ単価も伸びないように思え、若い方々は車で郊外大型店舗へと以前から流れが変わってきております。

 

現在の管理会社(外郭団体神戸新交通㈱)に活性化の対応を申し入れても管理費を値下げした事しか手を打てていないのです。

神戸新交通㈱
神戸新交通㈱

しかしこれでは経費面での一時的効果だけであり、もっと活性化に繋がる政策支援(イベント等)をしていくことで根本的解決を計るべきと求めてきました。

 

結果、少し役所的努力をされたのですが、やはり民間企業のような企画や収益等に責任ある対策には程遠いのであります。

 

しかしながら、この度民間経営管理責任を持って頂くことにより集客に力を入れ本来の街のにぎわいを取り戻すことが出来ればと期待するところであります。

 

ただ神戸市が民間に委ねることで単なる責任回避にならないよう、店舗の方々とサブリース事業者とのスムーズな連携が、募集責任者としての役割を果たしているのか十分注意を払っていきたいと思っております。

 

神戸市会議員 平野章三

 

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