障がいをお持ちのお子さんの保護者の方々と接すれば接するほど、それぞれ置かれた環境の違いに対応していく施策が充実できるように、個々具体的に考えていかなければならないと感じます。
そこにはうわべだけでは本当の解決にならない複雑さや、人的支援や予算等の問題が常に重く圧し掛かってきます。
最近、2歳前の厳しいランクの身体障がいと知的障がいを持つ子供さんをバギーに乗せ、相談に来られたお母さんがいらっしゃいました。何度かお会いし、お話をうかがう度に心痛む思いが増してくるのは当然かもしれません。
子育て中、四六時中目が離せない状態が続く毎日、それでも仕事に復帰したい気持ちを持ち続けておられるのです。
確かに障がいのある子供さんを育てながら仕事をすることは難しいのではないかという雰囲気も現実的には強くありますが、子育てと社会復帰が両立できる環境を現状の神戸市に整えられないのか協議してまいりました。
また、いますぐ社会復帰は望まれてはいませんが将来的には復帰したいと希望されている別のご家族も一緒に参加され、かなり細かく質問や相談の機会をつくることができました。