国家戦略に近い神戸医療産業都市への支援・矢田体制は!

H25.2.25 本会議
H25.2.25 本会議

 予算本会議 矢田市長への質問

 

何となく前向き答弁

 

しかし 

 

= ずばりメリハリある明確な

  答弁がほしいと思ったが =

 

 

 以前質問に入る前、「事務方の係長級が作成した答弁を長々読みあげず自分の言葉で答えるべき」と申し上げたので、この度も書類は一切読まず自分の言葉で答弁されたことは評価致します。しかし内容については先を見据えた方向で表現されたようには感じましたが、具体的な考えを受け止めることがすぐにはできませんでした

 私は昨年医療産業の中で予算は事業ごとに評価できるプロジェクト予算(通常行政は縦割りとして局ごとに予算配分する)にすべきと申し上げ重点的にほぼ満額に近い4プロジェクト予算が認められました。

 

 そしてこのような予算人事配置とも来年度は体制が整ってきた中、

  • iPS細胞の研究にノーベル賞を受賞された山中教授
  • iPSでの網膜再生臨床応用へ高橋政代先生が国へ申請
  • 安倍総理自身が成長戦略としての神戸市医療産業の視察等により神戸市へのさらなる国家戦略に近い大型の補正、25年度予算が配分

と、一気に大きなチャンスが生まれてきました。

 そこで通常であれば25年度予算案予算人材配置等手厚くされたと思いますが、国の成長戦略によって予想外に大型の国の支援へと変わってきましたので、このままでは逆に神戸市の組織体制後れを取る状況になることがあきらかになってきたのであります。

 

 そのため市長にはここ2~3年専門分野に精通した人材集中的に配置する組織体制スピード感を持って整えるべきと申し上げました。

 

 これに対し市長答弁として“国の動きに合わせ早急に体制整備します”と政治家であればワンフレーズに近い表現で答弁していただきたかったのですが・・・。残念ながら明確な答弁ではないと思いつつ、何か大きな構想を示そうとしたようにも感じました。

 そこで冷静に市長答弁の内容を分析すると、私の考えとは少し別の方向大きくまとめあげようとしていることに気付きました。

 

 矢田市長としては今、まだはっきりと言えなくても奥深い構想を持っているようですので、私自身その内容についてはっきり理解できていましたがこの考えが温まるまで見守ることにしたいと思います。

 

 結果的に久々矢田市長自身の“強いおもい”に共感しましたので医療分野に熟知された矢田市長の戦略でいち早く体制を整えていただくことに期待したいと思います。

 

神戸市会議員 平野章三

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