~現中央市民病院移転後の資産活用は~

 

 

 

 

新中央市民病院(700床)が23年7月に開院した後、現病院の資産活用を検討していましたが民間活力による亜急性期の患者に対応できる機能を核として福祉 ・ 介護との複合利用する方針を示した。

 

 

 

本来、兵庫県 ・ 神戸市の病床数はすでに大きくオーバーしており、県はの残った病床があっても他の運営主体が活用することは認めておりません。

ただ、複数の病院による再編統合特例があり、県と協議を行うことになり、平行して事業コンペを以下のように計画しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

1. 事業コンペの概要 

(1) 対象資産

   土地 : 30,223.12 ㎡、建物 (病院棟ほか全8棟) : 71,657.62 ㎡

(2) 主な必須条件

   ・提案者が資産を取得し、施設全体の改修を行い、少なくとも事業開始後10年間は施設

   を活用すること。 

   ・中核となる医療施設を整備し、少なくとも開設後10年は医療提供を継続すること。 

   ・診療機能として 「内科」 を設け、高齢者や地域の医療需要に配慮するとともに、新中央

   市民病院等と連携し、相互に補完し合えるような機能 ・ 体制を有すること。

(3) 提案についての主な留意事項 

  ・特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、ケアハウス等の福祉 ・ 介護機能を含めた

   提案を求める。

  ・地域住民の利便性向上や周辺大学等との連携など地域に開かれた施設運営を求め

   る。

  ・中核となる病院については、兵庫県内で診療実績のある医療法人等に限定する。

  ・住宅を含む提案は、不可とする。

  ・機構が認める場合を除き、事業開始後10年間は、用途変更不可とする。

(4) 事業コンペスケジュール (予定)

   平成22年11月下旬~12月中旬  ・ ・ ・ ・ 募集要項配布、参加申込、資格審査受付

   平成23年1月中旬~2月上旬  ・ ・ ・ ・ ・ 提案書受付

   平成23年3月上旬  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 選定

   平成23年3月中 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 仮契約締結 (※)

   (※ 機構が重要な資産を処分するにあたっては、市会の議決が必要)

 

2. 許可残病床の活用手続き

   現在、病床過剰の状況にある神戸2次医療圏において、亜急性期病院を運営する民間

   医療機関が、新中央市民病院の許可残病床(212床) を活用して病院を開設しようと 

   する場合には、以下のステップにより、病床を確保する必要がある。

   ① 機構が、新中央市民病院 (700床) を 「一部移転」 とする形で、県から許可を得る。

   ② 事業コンペで決定した民間医療機関と機構が共同で、「再編統合特例」の手続によ

     り、市、県、国の承認を受けた上で、許可残病床 (200床程度) を活用 (承継)する。

  

   

以上のようなコンペ内容でありますが、色々厳しい条件があり私自身も他により良い活用方法が提案出来る考えが今ありません。

当面見守っていきたいと思います。

                                                           神戸市会議員 平野章三

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