─── 海外との姉妹都市及び親善協力都市提携を見つめ直すべき───

 神戸市は海外との都市間交流推進による文化的・経済的な効果を期待し、各都市との提携を進めてきました。

 

姉妹・友好都市       仁川 (H22.4.6 提携)

(インチョン)

シアトル

リガ

マルセイユ

ブリスベン

リオ・デ・ジャネイロ

バルセロナ

天津

フィラデルフィア

 

親善協力都市              大邸 (H22.7 予定) 

(テグ)

 

しかし・・・

 今、都市との提携を検証してみると、交流内容の焦点が定まっていないのではないでしょうか。

形骸化してきていると思います。

今、神戸市は何をすべきか?                    都市間での具体的な戦略は~

 神戸市は震災後、神戸港復旧の間 港湾貨物の多くが釜山に流れ、取り扱い貨物量が減少し厳しい状況が続いています。

 

 

 

  そこで今年4月、韓国の仁川(インチョン) との姉妹都市提携を契機に、仁川の貨物を仁川港より神戸港経由で北米航路等へのルートを開拓していく交渉を進めたいと思います。

 現在、仁川の貨物は時間と経費をかけ陸路で釜山港に輸送していますが、仁川港と釜山港はお互い競争関係にありますので、仁川港としても貨物量が増加することは港の発展につながるわけであります。

 

 この様に戦略をもって実質的な経済効果を生み出すことができれば、本当の意味での都市提携ではないでしょうか。

 

神戸市会議員  平野章三

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