神戸空港国際チャーター便の就航は好調な滑り出しのように見えますが! 国際線の就航国に偏りがあり運行ダイヤの大半はインバウンド中心に設定

神戸空港では、2025年からの国際チャーター便の就航や、国内線の発着枠拡大に向け、新ターミナルの整備やエプロンの拡張等を進め、2025年4月18日に第2ターミナルビルをオープンし、国際チャーター便の運航を開始しました

 

そして、神戸空港の航空需要の拡大に向け、立地環境や利便性の高さなど具体的には都心との近接性、新幹線や高速道路など充実した広域交通ネットワークなどに加え、インバウンドに人気の高い瀬戸内方面へのフェリーやクルーズなど海上交通の充実、さらに青森や長野・長崎などと直接空路で接続されていることなど、広く国内外にアピールし、市場開拓に取り組むことでエアラインの就航促進に取り組んでおります

 

そこで、神戸空港との国際チャーター便の就航については …

 

7月ダイヤでは 週〜往復40便

ソウル ( 仁川国際空港 ) 大韓航空  120分 週14往復

 

出発便

航空会社 便名 神戸発 → ソウル着 運航日

大韓航空 KE732 11時00分 → 13時00分 毎日

     KE734 18時30分 → 20時40分 毎日

 

到着便

航空会社 便名 ソウル発 → 神戸着 運航日

大韓航空 KE731 08時25分 → 10時00分 毎日

     KE733 15時50分 → 17時30分 毎日

 

南京 ( 南京禄口国際空港 ) 吉祥航空 150分 週7往復

南京南京禄口国際空港

出発便

航空会社 便名 神戸発 → 南京着 運航日

吉祥航空 HO1508 16時00分 → 17時30分 ※1

 

到着便

航空会社 便名 南京発 → 神戸着 運航日

吉祥航空 HO1507 11時30分 → 15時00分 ※1

 

 

上海 ( 上海浦東国際空港 ) 吉祥航空 150分 週7往復

上海上海浦東国際空港

出発便

航空会社 便名 神戸発 → 上海着 運航日

吉祥航空 HO1630 19時00分 → 20時30分 毎日

 

到着便

航空会社 便名 上海発 → 神戸着 運航日

吉祥航空 HO1529 14時30分 → 18時00分 毎日

 

 

台北 ( 台湾桃園国際空港 ) スターラックス

台北 ( 台湾桃園国際空港 ) エバー航空 180分 週5往復                  

台北台湾桃園国際空港

出発便

航空会社 便名 神戸発 → 台北着 運航日

スターラックス航空 JX835 11時00分 → 13時00分 火曜、木曜、日曜

エバー航空 BR133 11時00分 → 12時55分 月曜、金曜

 

到着便

航空会社 便名 台北発 → 神戸着 運航日

スターラックス航空 JX834 06時20分 → 10時00分 火曜、木曜、日曜

エバー航空 BR134 06時20分 → 10時00分 月曜、金曜

 

 

台北台湾桃園国際空港

出発便

航空会社 便名 神戸発 → 台北着 運航日

スターラックス航空 JX835 11時00分 → 13時00分 火曜、木曜、日曜

エバー航空 BR133 11時00分 → 12時55分 月曜、金曜

 

到着便

航空会社 便名 台北発 → 神戸着 運航日

スターラックス航空 JX834 06時20分 → 10時00分 火曜、木曜、日曜

エバー航空 BR134 06時20分 → 10時00分 月曜、金曜

 

 

台中 ( 台中国際空港 ) スターラックス 180分 週7往復

台中台中国際空港

出発便

航空会社 便名 神戸発 → 台中着 運航日

スターラックス航空 JX307 13時30分 → 15時35分 毎日

 

到着便

航空会社 便名 台中発 → 神戸着 運航日

スターラックス航空 JX306 08時45分 → 12時30分 毎日

 


など【 港湾局も非常に努力された 】結果、短期間での整備とともに搭乗率もよく、順調にスタート出来たことは高く評価したいと思います

 

さらにこの度、中国東方航空より神戸空港での国際チャーター便の就航表明があり神⼾=北京線が初就航へ 

 

・運 航 路 線 : 神戸 ⇔ 北京大興 〜 運航

・運 航 開 始 : 2025 年9月 28日(日曜)より

・運 航 機 材 : A320neo      

(ビジネスクラス8席、エコノミークラス 148 席、計 156 席)

・運航ダイヤ : 便名 ダイヤ       

MU839 北京(⼤興)発(09:15)→ 神⼾(13:00) 毎⽇          

MU840 神⼾発(14:00)→ 北京(⼤興)(15:55) 毎⽇

                           以上

このように神戸空港は現在でも就航の2倍程度はまだ可能と思われますが …

 

★ === ところが今後の課題として取り敢えず2点申し上げたい! ===

 

 

 

1 ) 国際線の就航先が東アジアに偏りすぎており、週往復40便の ダイヤを増やしていくのに、もう少し新たなエリアに就航先の展開を拡大していくべきであります

 

2 ) 国際線の大半はインバウンド〜つまり海外からの出国・帰国に利用しやすい運行ダイヤで設定されているのであります ???

  

但し、神戸 〜 ソウル ( 仁川国際空港 ) 大韓航空 は毎日 神戸発 2便 ソウル発 2便 であるため ~ 

インバウンドアウトバウンドのいずれも利便性に優れていますが!

 

そこで国内の皆さんが 〜 海外へ出国し、その後帰国するとした場合の運行ダイヤをもう一度 見て下さい!!!

 

 

このままでは神戸空港の国際線を利用して出国・帰国する運行ダイヤとしてはいずれも現地滞在時間が少なすぎというデメリットの大きさがあります

 

こことが今後の最も重要課題となるでしょう!

 

☆ ただこの問題に対して、スカイマークは18日、神戸空港と台北(桃園)空港を結ぶ国際チャーター便を2025年10月4日~10日の運航期間で、期間中計4往復8便アウトバウンド重視のダイヤで運航 】すると発表したのであります

 

このように、スカイマークは神戸空港国際チャーター便から国際定期便の運航再開を目指しており、アウトバウンド重視での運行がされれば神戸空港にとって利便性の高いエアーラインとしての試金石となるでしょう!  

 

この度は、神戸空港の国際線就航は順調にスタート出来ており、非常に評価しておりますが、特に就航国の拡大やインバウンドアウトバウンドなどに2030年国際定期便の就航に向けて積極的な取り組みを望んでおります!

 

神戸市会議員 平野章三

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